こんな方におすすめ
- 製図試験を初めて受験する
- どんな試験会場か不安
- 平行定規が机に乗らないってほんと?
もうすぐ一級建築士の設計製図試験ですね。
初めて受験する方は色々な不安があるかと思いますので、僕が設計製図試験を2回受けて実際に試験会場で困ったことや、会場の雰囲気などお伝えできればと思います。
それではどうぞ!
エスキス手順についてはこちらもどうぞ
Contents
【一級建築士/製図試験】試験会場で困ったこと
僕は設計製図試験を2回受験しており、学科を合格した年に受けた1回目はザ大学の教室のような会場で、翌年の2回目の時は比較的新しくて綺麗な会場でした。
試験会場の情報が何もないままに試験当日を迎えると、思ってたのと違うぞ?ということが多く起こり平常心を乱されてしまうと思います。
そこで、2回受験した中で僕が直面した会場の困ったことや試験中の周りの受験生の様子などをお伝えしていこうと思います。
机が狭い&傾斜がついてる
初受験の時に最初に直面したことが机の狭さと傾斜です。
大学の講義机で奥行きがかなり狭く、しかも奥にはペンなどの落下防止のための立ち上がりが付いているタイプでした。
奥行きが狭いので平行定規がギリギリ乗るか乗らないかでヒヤヒヤしたのを覚えています。
ギリギリで平行定規を乗せているので、手前側の足は机の上に収まっておらず、手前側の製図をするときにガタガタとなってしまう感じでした。
平行定規の足の位置によってガタつき度合いは変わってくるとは思いますが、養生テープで固定するなどの対策は考えておいた方がいいと思います。
また、手前側に向かって傾斜が付いているので、机の上に置いたシャーペンや消しゴムが転がって落ちてしまうということもありました。
多くの種類のペンを使用すると思いますので、底面に滑り止め対策をした箱のようなものがあると便利だなと思います。
奥行きが狭いせいで、物を置くスペース自体が狭いので箱のサイズには注意しましょう。
後ろの席との間隔が狭い
大学の講義机の場合は後ろの席との間隔がめちゃくちゃ狭いです。
しかも机が狭いので問題文やエスキス用紙などが机からはみ出して置くことになるので、後ろの人の問題用紙などにぶつかってしまう事がありました。
机に傾斜があるとは言っても中腰で製図を行うという点には変わりないので、後ろの距離がない状態での中腰はかなりきつかったです。
こればかりは試験会場で対策のしようがないので、事前にそのような状況での製図を一度試しておくといいかもしれません。
椅子が跳ね上げ式
僕が受験した会場では後ろの席と椅子が一体になっているタイプで、しかも椅子が跳ね上げ式のものでした。
中腰になるたびに椅子が上がってしまい、座る時にいちいち椅子を下ろさなければいけないのが地味にストレスです。
しかも椅子が机と一体になっているので場所が固定されており、製図用紙の端の方を書きたい時に少し椅子をずらしたいみたいな事ができないので、かなり描きにくかったです。
そんなことを考えながら製図しているので、いつもより作図に時間がかかってしまいました。
時計は見えない
試験会場に時計があるところが多いとは思いますが、後ろの方の席になると時計は遠くて見えません。
試験監によっては今の時間を黒板に書いてくれる人もいるみたいなので、そういう試験監の方がいる会場にあたればラッキーですが、自分で腕時計を用意していった方が無難でしょう。
突然挙動不審になる人がいる
2時間くらい経過したところでエスキスが思うように進まないのか、突然立ち上がって直立不動になる人がいました。
他にも後半になると明らかにイライラしているのがわかる人や、製図が終わったのか諦めたのかわかりませんが寝始める人など、色々な人がいます。
周りの状況を気になるとは思いますが、何が起こっても自分の製図に集中するんだ!と心構えしておくといいかもしれません。
隣の人の製図スピードが早い
僕が1回目の受験時に一番心を乱されたのは隣の人のスピードがやけに速かったことです。
僕がエスキスが半分もできていない時間に、記述問題の解答を書き始め、早々に作図に移っていてすごく焦りました。
そんなことを気にせず自分の時間配分でやればよかったのですが、隣の人に追いつこうとエスキスの手順を飛ばしてしまい、結果エスキスがまとまらないまま作図を始めないと間に合わない時間になってしまいました。
初受験と言うこともあり、正常な判断が難しくなっていたのだと思います。
ちなみにその隣の人はしっかり合格していました。
【一級建築士/製図試験】試験にまつわる噂
製図試験の噂についてSNSなどで見かけた事がある人も多いのではないでしょうか。
こういう試験はみなさん不安になるので、よくわからない噂がいっぱい出てきますよね。
ほとんどは、そんなことないだろうと思えるものですが、中にはホントだったらどうしようとなるものもあるので、受験してみて思うことを書いていこうと思います。
初受験生と過年度生で試験会場が分けられている
その年の学科試験を合格してそのまま製図試験も受験する人と、製図試験から受験する人で試験会場が分けられているという噂ですが、これはおそらく本当だと思います。
2回目に受けた時にわかったのですが、僕が2回目に受けた会場の受験番号が製図試験から受験する人しかいませんでした。
これはおそらくですが、試験会場確保の段階で製図試験だけ受験する人数は試験元が把握できていますが、学科試験合格者が何人出るか不明のため会場を分けられているのではないかと思います。
初受験生と過年度生の採点基準が違う
これはおそらく試験会場が分けられており、初受験生と過年度生を同じ採点基準で採点してしまうと初受験生の方が不利になるために言われている事なのですが、実際は採点基準に差はないのではないかと思います。
公表せずに採点基準を分けてしまうと内部リークされてしまった場合に問題になるということと、一級建築士の質は落としたくないだろうことを踏まえると、初受験生を優遇するメリットがリスクに対してそこまで大きくないように思えます。
平行定規が乗らない机があるのか
結論から言うと平行定規が乗らない机はあると思います。
これは机側の問題と平行定規の問題があると思っており、机側の問題は単純に奥行きが狭いことによって乗らないだろうということです。
平行定規側の問題は、平行定規の足の位置が奥側に寄っていると机のサイズが小さかった場合にはみ出してしまう可能性があるためです。
試験会場が判明したら、ネットで検索しておくと写真や体験談などが出てきたりするのでおすすめです!
【一級建築士/製図試験】当日試験会場で困惑しないために
さて、僕が直面した困ったことをお伝えしてきましたが、他にも試験会場によっては不足の事態が起こるかもしれません。
そこで心を乱されて平静を保てなくなると一気に不利になってしまうので、できるだけ不足の事態となるようなことを潰しておきましょう。
それにはやはり事前に調査する事が大事だと思います。
資格学校に通っている方であれば、講師の方や周りの受験経験者に聞いてみるのもいいですし、ネットで合格体験談を調べるのもいいと思います。
他にもGoogleマップで試験会場の検索をすると教室の写真が載っていることがあるのでおすすめです。
製図試験のポイントについてはこちらの記事もどうぞ!
【まとめ】一級建築士設計製図試験の試験会場で直面した困ったこと
今回は一級建築士の設計製図試験会場で僕が直面した困ったことをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
事前に情報を入手して心構えをしていれば慌てることなく対処できることもあると思いますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
それではまた。