今回は日本時間の6/7(火)午前2時から開催されたWWDCで発表された内容がすごかったので、まとめていきたいと思います!
近年ではこのWWDCで新製品が発表されることも増えてきているので楽しみですね。
それではどうぞ!
こんな方におすすめ
- WWDCの発表を知りたい
- 新製品の発表は??
- 次のOSでは何が変わる?
Contents
WWDCとは
Worldwide Developers Conference (直訳:世界開発者会議)の略で、毎年6月ごろにAppleが年1回、計5日間ほど開催されています。
9月や3月にある新製品発表のイベントとは違い、ソフトウェアの発表がメインのイベントですが、最近は新たなハードウェアも併せて発表されることが増えてきました。
新製品や新技術が発表されるのは、その中でも初日の基調講演で、近年は毎年新たなOSが発表されています。
OSとは
スマホやPCを操作する上で基本的な動作を定めているシステムです。
Windowsやmac OS、Androidなどが当てはまります。
2022年は米国時間6月6日(日本時間6月7日)から開催されます。
各メディアが毎年何が発表されるか予想しあっていますね!
発表が予想されていたモノ
1|iOS16、iPad OS16
毎年新たな OSが発表されているので、おそらく今年も発表があるだろうと堅いのはiOSと iPad OSです。
今の最新バージョンは15ですので、新たなナンバリングの16の発表がされるものと思われます。
iOS16の詳細についてはこちらもどうぞ!
2|新たなmac OS
mac OSも新たなバージョンの発表が予想されています。
mac OSはAppleの本社があるカリフォルニアの地名が用いられているので、今年はどこの地名がOSの名称として用いられるかにも注目が集まっています。
3|watch OS9
Apple Watchに搭載されているWatch OSも毎年更新されており、その度に文字盤や新機能が追加されています。
今年追加される新たな文字盤を早く見てみたいですね。
4|tv OS
あまり耳馴染みのない方もいるかもしれませんが、Apple TVに搭載されているOSです。
僕自身もApple TVは使用したことがないので忘れがちですが、急速に進んでいるスマートホーム関連のアップデートがあるのではないかと見込まれています。
5|M2チップ搭載のMacBook Air
Macも最近はカラフルなモデルが増えてきており、MacBook Airについてもその流れを汲んでカラーバリエーション豊富なモデルが発表されるのではないかと言われています。
また、M1チップをアップデートさせたM2チップも併せて発表されるのではないかと言われており、今までよりもさらに高性能なMacBook Airに期待が集まっています。
6|大穴ARデバイス
近年話題になっているARデバイスもついにAppleから発表されるのではないかと言われていますが、日常的に使用できるデバイスとして発表されるかは謎です。
スマートグラスのように普段使いしててもガジェットっぽさが出ないものがいいですね。
WWDC 2022で発表されたのは?!
ここからは実際に発表があったものをご紹介していきます!
まだWWDCの期間中のため、続報があればどんどん更新していこうと思います。
1|iOS16によるロック画面の機能強化
やはり発表されましたiOS16ですが、今回はロック画面のカスタマイズ機能に重点が置かれたアップデートのようです。
iOS16の詳細についてはこちらもどうぞ!
ロック画面
ロック画面のフォントを変えることができるだけでなく、ウィジェットを時計の下に置くことができるようになったり、雑誌のように壁紙の人物の下に時計を表示させることも可能なようです。
しかもこのロック画面は複数設定することができ、「仕事」「パーソナル」などの集中モードに合わせていつでも自由に変えることができるようになります。
イメージとしてはApple Watchの文字盤のようなイメージでしょうか。
メッセージ
日本ではLINEが主流なのでプリセットのメッセージアプリを使用している方は少ないかもしれませんが、こちらも機能の追加が発表されました。
一度送信したメッセージを編集したり、削除したりとTeamsなどのアプリでできることがメッセージアプリでも使用可能になります。
他にも一度開いたメッセージを未読に戻すことも可能になるようで、これらはLINEにも導入してほしい機能ですね。
また、画像の一部を切り抜いてスタンプのようにしてメッセージに貼り付ける様子もイベントでは発表されていました。
オンライン会議中のテキスト認識
今までもカメラを向けた先にあるテキストを自動翻訳してくれる機能はあったのですが、日本語には対応していませんでした。
その機能がついに日本語に対応するようです。
さらにコロナ禍になって増えているオンライン会議中のテキストにもこの機能が使えるようになるようで、翻訳がどの程度の精度になるか気になります。
その他
他にもマップ、共有機能、虐待への対策、ホームアプリ、CarPlayなどでアップデートが行われ、使いやすさの向上が予定されているようです。
CarPlayについては、新バージョンに対応する車を日本でもホンダや日産が製造するとのことで発売は2023年後半になるとのことです。
2|iPad OS16ではさらにPCに近づきます
iPad OS16はマルチタスク機能の強化によりPCに近い操作が可能になります。
ステージマネージャー(M1搭載iPadのみ)
今までiPadでアプリを開くと画面いっぱいに表示するか、スプリットビューなどで2画面にするかしか選べませんでしたが、複数ウィンドウを重ねて表示することが可能になります。
重ねられるウィンドウはiPad単体では4つまで、外部モニターに接続している状態ではそれぞれの画面で4つずつの計8つを同時に開くことが可能です。
これによって作業効率が上がること間違いなしですね。
ただし、この機能を利用できるのはM1チップ搭載のiPadのみとなります。
M1チップ搭載iPad
・2021年製 12.9インチiPad Pro(第5世代)
・2021年製 11インチiPad Pro(第5世代)
・2022年製 iPad Air(第5世代)
ファイル操作の強化
PCのようにファイルの拡張子を確認、変更したりファイルの操作性もアップします。
システム全体での取り消し操作や、ツールバーのカスタマイズも可能になるようで、よりPCに近づきそうですね。
その他
M1チップを搭載したiPadの動作をスムーズにするアップデートや、複数人での共同作業がしやすくなるようです。
また、秋には新たにブレーンストーミングもできるアプリが登場します。
3|新たなmac OSの名称は「Ventura」
今回発表された新しいmac OSの名は「Ventura」でした。
Venturaは南カリフォルニアにあるサーフィンスポットとして有名な町の名から来ていると思われます。
ステージマネージャー
ステージマネージャーはマルチタスクに特化した機能で、開いているウィンドウを自動的に整列してくれます。
作業しているウィンドウ以外を目立たなくしてくれるので集中して目の前の作業に取り掛かることができそうです。
Spotlight検索の強化
Spotlight検索も機能強化され、ファイル内に何があるかを素早く確認できるクイックルックや、システムの画像ファイル、ウェブに存在する画像など、今までよりも多くのものを検索することが可能になります。
Safariの共有機能
Safariのタブグループの中に他社と共有できる「共有グループ」が追加されるようです。
共有グループで開いているサイトは他社も閲覧することができ、お気に入りサイトなども共有可能になるようです。
また、生体認証とiCloud連携によりデバイス内でのみ使用されるパスキーと呼ばれる機能が追加になります。
デバイス内でのみ使用されることから、攻撃の対象になりにくく、従前よりもセキュリティの安全性が上昇するようになります。
iPhoneをウェブカメラとして利用可能
ウェブ会議時のカメラをiPhoneで移すことが可能になるようです。
Macの背面に取り付けたiPhoneのメインカメラで自身の姿を映し出している映像が公開されていました。
Macの背面に取り付けるにはアタッチメントのようなものが必要になると思われますが、詳細は不明です。
4|4種類の文字盤が追加されます
watch OS9では4種類の文字盤の追加とヘルスケア関連の機能強化が発表されました。
文字盤の追加
今回新しく追加が発表されたのは下の4つの文字盤です。
・ルナー
・プレイタイム
・メトロポリタン
・アストロノミー
「ルナ―」は「ワールドタイム」のような見た目で、月の満ち欠け、月齢などがわかる文字盤のようです。
「プレイタイム」はシンプルな時計表示のみの文字盤でしょうか。
数字に足の生えたキャラクターがかわいい文字盤になっています。
「メトロポリタン」は円形表示の「カリフォルニア」に似ています。時計としての視認性は良さそうなので、ビジネスで使用しやすいかもしれません。
「アストロノミー」は同名の文字盤がすでにありますが、それの改良版でしょうか。
現時点では情報があまりなく詳細は不明です。
ヘルスケア関連
すでに睡眠分析機能が存在していますが、この機能がアップデートされるようです。
また、心房細動履歴も保存して置けるようになり、病院に行った際に発生した日時を正確に伝えることが可能になります。
他にも服薬管理が追加され、薬の写真を撮っておくと飲むタイミングで通知してくれたり、併せて飲んではいけない薬などをお医者さんに聞かなくても教えてくれるようになります。
ワークアウトアプリも今までよりも多くの情報を確認できるようになるようなので、健康により意識を向けるキッカケとなりそうです。
5|M2 MacBook Pro、Airは7月に発売
M1チップからさらに進化したM2チップが登場しました。
それを積んだMacBookも一緒に登場です!
MacBook Air
重さ1.24kg、薄さ1.13cmのMacBook Airが紹介されました。
前モデルよりも20%もの体積を減らしているそうです。
カラーはミッドナイト、スターライト、シルバー、グレーの4色で、iPhoneやiPadのカラーリングと合わせた色味になっています。
また、MagSafe電源コネクタを採用しており、コードを引っ掛けて断線させる心配もありません。
新型MacBook Airの発売は7月からで、値段は164,800円からです。
MacBook Pro
MacBook Proは去年の秋に新たなモデルが発売されたばかりですが、ニューモデルが発表されました。
デザインはそのままに、M1チップからM2チップにアップデートされています。
それによりM1と比較して最大1.4倍早くなっているそうですが、体感できる差なのかは不明ですね。
こちらも発売は7月からで、値段は178,800円からとなっています。
円安がツラい
MacBookはどちらのモデルも今までよりも値段が上がっており、円安の影響が感じられる価格になっています。
まとめ
今回は米国時間6月6日(日本時間6月7日)から開催されたWWDC 2022での発表内容についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
どんどん使いやすい機能が追加されていくので、僕は毎年楽しみにしているイベントの一つです。
今回発表されたOSが実際に使えるようになるのは秋頃からになると思いますが、今から楽しみでなりません。
それではまた。