今回は一級建築士の学科試験にて5科目それぞれどのように勉強していたかご紹介していこうと思います。
科目数が多いのはもちろん、それぞれの科目が難しいのできちんと科目にあった勉強方法をしていないとなかなか得点に繋がりません。
僕は学科試験を幸運にも一発で通っているので、その時の勉強法が少しでも皆さまの参考になればと思います。
それではどうぞ!
学科試験まで残り50日の勉強方法についてはこちらの記事もどうぞ!
こんな方におすすめ
- 学科試験の得点が伸びない
- 苦手な科目を克服したい
- 学科試験をなんとしても突破したい
計画
名作建築の特徴や都市計画の名前など、好きな人以外は覚える事が苦痛の名前が続く科目です。
過去問の内容に加えて、近年は毎年新規問題が出題されるため、学科試験の1番最初から心を折られそうになります。
新規問題に関しては、各学校の教科書にも載っていないものが出題されるので、自分の知っている建築の事が選択肢として出題されればラッキーくらいで思っておきましょう。
過去問で出た問題については、同じような間違いの選択肢が出る事があるので、過去問で出た選択肢の何が間違いで何があっているか答えられるようにしておくといいと思います。
環境
環境は知識を問われる問題をメインに計算問題も数問題出されるのが毎年の恒例となっています。
環境の計算問題はある程度パターンが決まっているので、過去問を練習していればほとんどの場合が対応できるのではないでしょうか。
古い過去問からも出題される事があるので、余裕があればできるだけ多くの過去問に目を通しておいた方がいいと思います。
知識を問われる問題に関しては計画ほど暗記という感じではなく、仕組みを理解しながら覚える事ができるものが多いので、僕は覚えやすかったです。
こちらも過去問を中心に勉強を進めていくのがおすすめです。
法規
まずは建築基準法の改正点を中心に勉強しましょう。
出題される確率がかなり高いので、勉強しておいて間違いありあません。
法規の重要な問題については法令が変わらない限り出されるパターンがいくつか決まっているので、この問題の時は法令集のどこを見ると覚えていくやり方がおすすめです。
繰り返し解くことで、いかに早く法令集の必要な箇所にたどり着けるかが法令集のキモになって来ます。
また、繰り返し問題を解いている中で間違いの選択肢にも気づけるようになって来るので、法令集を引かなくても除外できる選択肢をどんどん増やしていきましょう。
構造
構造は計算問題が苦手な方が多いのではないでしょうか。
そもそも計算が苦手、構造の計算が難しいので苦手、何を言っているのかわからないなど、僕自身もそうでした。
克服した方法としては、地道ですが1問ずつ学校の先生や友人に聞いてわからない部分を解消していきました。
計算問題もやり方さえ覚えてしまえば、本試験では過去問から少し変えただけの問題が出る事が多いので対応できるようになり、貴重な得点源になります。
鬼門は実は計算問題よりも4択の問題で、こちらはしっかりと構造を理解していないと全く解けないようになっています。
授業を聞くだけでは理解できない部分が多かったので、僕はYouTubeを参考にしました。
YouTubeで「一級建築士 構造」などで検索すると色々な方が解説してくれているのでおすすめです。
他にもインスタで構造の解説を発信してくれている一級建築士 幸造さんという方もわかりやすくておすすめです。
施工
現場に近い仕事をしている方は一番得意かもしれませんが、設計をやっている方は苦手に感じる人も多いと思います。
実際に現場に見に行く事ができれば一番いいのですが、そういう訳にもいかないと思いますので、ここもYouTubeの出番です。
構造と同じように施工の解説動画もありますが、僕のおすすめは下の二つです。
・工事の流れ全体を通して発信している動画
・一つ一つの作業の細かな工程を解説している動画
施工は建築が出来上がるまでどうやってますか、という問題なので、全体としてどういう順番で建築が出来上がっていくかを明確にした後、一つ一つの作業はどうやってるのかなと学んでいくとすんなり入ってきやすいと思います。
施工の細かな数字についても、文章で書かれるとわかりにくいので、全て自分で図に書いて覚えるようにしていました。
まとめ
今回は学科試験の各科目の勉強方法についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
本試験までもう少しです、今までやってきたことは決して無駄ではないので最後まで走り抜けてください!
皆さんで学科試験を突破して製図試験に進みましょう!
それではまた。