一級建築士の試験は1次の学科試験と、1次を突破した人が受けることができる2次の設計製図試験に分かれています。
1次の学科試験から資格学校に通おうとすると1年間で100万円程度かかる資格学校もあり、資格取得までに膨大な金額がかかります。
そのため、学科試験だけでもを独学で勉強する方も多いのではないでしょうか。
また、資格学校に通っていたとしてもその資格学校の教材と併用して、インターネットなどで情報を集めたりしていると思います。
僕自身も学科試験の時はTACの教材とYouTubeやブログなどで苦手な部分の解説を探したりしていました。
そこで今回は、僕が実際に学科試験合格時にお世話になった、おすすめの一級建築士試験の解説サイトやYouTubeチャンネルをご紹介していこうと思います。
それではどうぞ!
学科試験の各科目ごとの勉強方法はこちらからどうぞ!
こんな方におすすめ
- 独学で学科試験を受験予定
- 資格学校のテキストが分かりにくい
- 苦手な部分の克服をしたい
一級建築士合格に必要な勉強時間は?
ネットで調べると800~1000時間や1000~1500時間、毎日最低3時間など、かなり幅広く出てきます。
これは資格学校に通っているのか、独学なのかによっても変わってくるのと、勉強時間をいかに確保できるかでも変わってくるのでしょう。
試験に出題される範囲も幅広く、深い理解度が無いと解けない問題も出題されるため、ネットで出てくる半分の400時間で他の受験者と戦えるかというと難しい気がします。
特に令和2年度からは学生も受験可能になっているため、より一層、勉強の質を上げていかなければ突破が難しくなりました。
そのため毎日3時間は無理でも、5分でも10分でもいいから毎日勉強するクセをつけておくことが重要だと思います。
井澤式暗記法
TACで講師を務めていらっしゃる方が発信しているブログです。
計画の実例や細かな寸法など、覚えにくいものをわかりやすく解説してくれています。
僕も当時はかなりお世話になりました。
ポイント
わかりにくいことを、比較しながら解説してくれている
計画だけでなく、環境・設備や構造、施工なども広く解説してくださっているので、何かわからないことや、どうしても覚えられないことがある時に覗いてみると、何かしらヒントが得られると思います。
解説も過去問を基にした1問1答形式が多いので、実際にどういう出題のされ方をするのかといったことまで知ることができます。
YouTube
テキストに載っている文章だけだとわかりにくいことってありますよね。
解説を読むよりも見て聞いて理解した方が定着が速いという方もいると思います。
僕は休憩でただ目的もなしにYouTubeを見たくなるのですが、その時に一級建築士試験の解説をしてくださっているYouTubeチャンネルを拝見して、休憩時間も知識のインプットにあてていました。
そこで、僕がお世話になったYouTubeチャンネルを2つご紹介します。
一級建築士ゼロ円合格大学
はかせさんという方が解説してくれているYouTubeチャンネルです。
幅広くどの科目も解説動画を出してくださっていることと、短い動画での解説などもあるので、隙間時間での学習にピッタリでした。
しかもどの動画もわかりやすく丁寧に解説してくださっているのでおすすめです!
解説だけでなく、どのように勉強計画を立てていくかや、合格者の方との対談形式での動画などでこの時期にやるべきことなどを紹介してくれています。
長く勉強していると、今何を勉強したらいいかわからないという期間が来るのですが、その時にもとりあえずこの動画を見ていました。
また、学科だけでなく製図試験のコツなども配信してくれているので、学科から製図にかけて長くお世話になったYouTuberの方の一人です。
ポイント
動画量が多く、わからない部分の解説や合格者の方の体験記などを視聴することができる
製図試験の解説動画も数多くアップしてくれている
でめまる構造さん
こちらの方は独学で学科試験を114点/125点(すごい)で突破した方で、構造力学の解説動画を数多く投稿してくれています。
僕は構造が苦手だったので、計算問題だけでなく、その後の4択問題でもわからない問題が多かったので、当時のこの方の動画はすべて繰り返し見て勉強していました。
近年は構造に特化しているようですが、過去には計画、環境や法規の効率的な勉強法などの動画もアップされているので、独学の方だけでなく資格学校に通っている方にも参考になると思います。
また、一人で黙々と勉強することが苦手な方には、でめまるさんの「12時間耐久一緒に勉強しよう」という動画もあるのでおすすめです。
他にも、ご自身が独学で合格した際の勉強方法や、勉強スケジュールなどを公開してくれており、僕も参考にさせてもらった教材が多いです。
ポイント
構造に特化しているが、過去には計画、環境、法規の勉強法も動画をアップしてくれている
独学で勉強した教材(有料、無料とも)を紹介してくれている
各学校の模試
各資格学校とも学科試験までに2回~3回程度は公開模試が開催されているので、腕試しとその年の傾向を知るために受けられる模試は受けておいた方がいいと思います。
年によって出る確率の低い問題と高い問題があるため、それを独学で対策することが不可能に近いと思いますので、資格学校の模試を活用して傾向を分析するのがおすすめです。
ポイント
資格学校の模試でその年の傾向を対策する!
出にくい問題と出やすい問題がわかるだけでも、優先して勉強する部分が明確になるので、効率的に勉強できるように案ると思います。
また、独学でやっている場合モチベーションの維持が大変だと思いますが、模試を受験することによって周りの受験生たちと比較して自分がどの程度できるのかも明確になるため、モチベーション向上にも役立つと思います。
法令集はTACがおすすめ
法令集は各資格学校のものが書店で販売されていますが、個人的にはTACのものが一番使いやすくておすすめです。
法規の試験は法令集の持ち込みがOKされているからこそ、使いやすく見やすい法令集が得点に直結してきます。
TACは法令集は、基準法とそれ以外とで2冊に分かれており、線引きについてもぱっと見で見やすいように4色の色分けとマーカーと下線によって意味や重要度が使い分けられています。
そのため、他の法令集に比較して線引きにかかる時間が多くかかってしまいます。
僕は引き終わるのに約25時間程度かかりました。
また、線引き例をネットでPDF公開しているので、他の資格学校の法令集と違って線引き例が入手しやすいのもありがたいです。
ちなみに、線引きのコツとしてはなるべくペンの持ち替え回数を減らすことだと思います。
オレンジ色のマーカーと下線は同じペンを使用したり、マーカーをすぐに持ち替えられるように左手の指の間にすべて持ち、キャップを外しておいて持ち替えたらすぐに書ける状態にして線を引いてました。
ポイント
最強に見やすい法令集が作れる代わりに、線引きは少し大変
なるべくペンの持ち替え回数を減らすことで線引きの時間を短縮!
まとめ
今回は僕が一級建築士の学科試験でお世話になった、おすすめの教材などをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
ブログやYouTubeであれば、電車の中や会社での休憩中などのちょっとした空き時間に勉強することも可能なので、うまく活用しつつ頑張ってください!
このブログも学科試験に向けて有益になるような情報を発信していこうと思いますので、ぜひサンk脳にしていただけたら嬉しいです。
それではまた。