一級建築士試験

【一級建築士/学科試験】法規の苦手を克服する!法令集の引き方

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一級建築士の学科試験の中でも法令集を持ち込むことができる法規の試験は、法令集の中に答えがすべて載っているので、いかに速くその答えにたどり着くかが得点に関わってきます。

そうは言っても法令集から該当箇所を探すのが難しい

法令の文章を理解するのが苦手

僕も最初はこのような苦手意識を持っており、法規の点数が伸び悩んでいましたし、どう勉強すれば法令集を引くスピードが速くなるのかわかりませんでした。

そこで、今回は法規に苦手意識を持っている方向けに、苦手を克服するための方法や法規の試験のコツを解説していきたいと思います。

それではどうぞ!

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こんな方におすすめ

  • 法規の得点が伸びない
  • 法令集を引くのが苦手
  • 法令の文章を理解することが難しい

 

おすすめの法令集

法規の試験では持ち込み可能な法令集にすべての答えが載っているため、見やすく検索しやすい法令集を選定することが重要になってきます。

法令集の引きやすさによってスピードが変わることはもちろん、読み間違いなどによる不正解を減らすこともできるので、自分の使いやすい法令集を選ぶことの重要性は高いと思います。

線の引き方によって見やすくできる部分はあっても、そもそものレイアウトが自分に合わないと使いやすい法令集とは言えないので、選ぶ際には注意するようにしましょう。

僕がおすすめする法令集はTACの法令集です。

どの法令集を購入しても法令集には線を引いて、検索性を上げたり読み取りやすくしたりすると思いますが、TACの法令集は複数の色と下線、マーカーで使い分けて線を引くようになっており、パッと見で読み取りやすくなっています。

他の資格学校の法令集は線引きの例を入手するのに手間がかかったりすることが多いのですが、TACの法令集はネットで検索すると無料でPDFが公開されているので、線引きの例を入手するハードルの低さもおすすめポイントの一つです。

ポイント

TACの法令集が見やすく、線引き例もゲットしやすい

法令集への線の引き方

線の引き方についてはこのようなルールで引いていくようになっています。

  • オレンジ:ポイントや強調したいところ、目立たせたいところ
  • 赤:用語の定義
  • 青:ただし書き、除外規定
  • 黄色:関連法令に飛ぶ部分

上記の色分けの中でさらにマーカーと下線で使い分けて線を引いていくようになっています。

おすすめのマーカーはTACでも公開されていますが、フリクションの蛍光ペンです。

間違えても簡単に消して書き直すことができるので、素早く線を引いていると間違えやすいので、ピッタリなマーカーだと思います。

これだけ色分けしているので最初に線を引くにはかなりの時間がかかります。

おすすめは利き手と反対の手にキャップを外した状態で指の間に挟み、すぐに持ち替えられるようにしておくやり方です。

製図試験でも同じですが、ペンの持ち替えは少ない方が速く線を引けるので、マーカーと下線は同じペンを使用するなどの工夫をするとさらに早くなると思います。

ポイント

線を引く手間がかかっても見やすい法令集を作ることが得点アップへの近道

法令集を早く引くには

TACの法令集にはインデックスもついているので、ある程度速く引くことができるのですが、問題文の多くは基準法ではなく政令や関連法令の条文に答えが記載されていたりするので、何回も基準法から探していくと時間がかかってしまいます。

そこで、早く答えにたどり着くためには問題文に記載されている単語が、どの条文にて記載されているかを覚える必要があります。

耐火構造は法2条、耐火性能は令107条など、詳細に何条まで覚えていなくとも基準法なのか施行令なのかだけでも覚えておくと、1ステップ早く答えにたどり着くことができるのでおすすめです。

試験時間中に法令集を引いている時間はない

法令集を早く引くことができるようになっても、すべての問題を法令集で検索している時間はありません。

実際に本番と同じ時間で過去問を解いてみるとわかるのですが、すべての問題で法令集を引いていると、どれだけ早く引けたとしても試験時間の倍くらいは時間がかかってしまうと思います。

早く法令集を引けるようになったのにダメじゃん、どうしたらいいの?

と当然、感じますよね。

解決方法は大きく2つあります。

  • できるだけ過去問で頻出している問題は覚える
  • 迷う選択肢を減らす

できるだけ過去問で頻出している問題は覚える

法規の試験は法令集に載っている部分から出題されるのと、試験で問われる重要な部分は限られているので、過去問と同じような問題が出る確率がかなり高いです。

法令の改正があった部分は必ずと言っていいほど出題されるので、ある程度出題される問題を先読みしやすい傾向にあります。

計画のように、まったく予想のつかない新規問題が出る確率も低いので、そのような時だけ法令集を引きに行けばいいのです。

過去問で何度も出題されているような問題は試験元が重要視している部分なので、法令集を引かなくても何がどう違うのかわかる状態にしておきましょう。

ちなみに法規は前年の試験で出題されたからと言って、今年出題される確率は低いというようなことはないので、前年の過去問まですべて勉強しておいた方がいいと思います。

ポイント

過去問で頻出される問題は、何がどう違うのかはっきりとわかるようにしておく

迷う選択肢を減らす

4択問題が30問出題されるので120の選択肢があるわけですが、すべてを試験時間に確認するには到底不可能です。

4択のうち1つか2つでも選択肢を減らせると法令集を引く回数が減らせ、スピードアップができると思います。

上で書いたように何がどう間違っているかまでわかればベストですが、そこまでじゃなくとも「ここが合ってる、違う気がする」といったくらいでも法令集を引く優先順位は下げられます。

そのような積み重ねで、問題によっては法令集を引くことなく答えを出せることも増えていくと思います。

ポイント

選択肢に間違っている可能性の高い順に優先度をつけ、迷う選択肢を減らす

まとめ

今回は一級建築士の法規に苦手を克服する方法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

自分の使いやすい法令集を探すことがまずは重要となってきます。

そうは言ってもどれが使いやすいのかわからないよ、という方には個人的なおすすめはTACの法令集です。

線引きには時間がかかりますが、ペンの持ち替え回数などを減らして時間短縮を図りましょう。

また、本試験ではすべての問題で法令集を引いている時間がないので、法令集を引くスピードをあげる練習と、過去問と同じ問題や迷う選択肢などを減らして法令集を引かなくても答えがわかる問題を増やしていきましょう。

このブログでは一級建築士試験のための情報をこれからも発信していきますので、参考にしていただけると幸いです。

それではまた。

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  • この記事を書いた人

シカマル

普段はApple製品で身を固めている一級建築士です。 現在は賃貸で妻と娘と三人暮らし。 将来は中古マンションをリノベーションして住みたいと考えています。 北欧インテリアやガジェットが好きで、一級建築士試験の話やトラベルログなどを書いている雑記ブログです。

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