一級建築士試験をこれから受験する皆さん、資格学校はどこに通うか決められましたでしょうか。
有名どころで受講生も多い学校だと総合資格や日建学院、TACなどがあり、どの学校が自分に合ってるのか、資格学校代も高いので悩みますね。
僕は費用の安さと会社から補助がでる関係でTACを選び、学科試験も製図試験もお世話になってきたので、TACの授業がどのような雰囲気なのかをご紹介していきます。
まだ資格学校選びに迷っている方の参考にしていただければと思います。
こんな方におすすめ
- どの学校に通うか迷っている
- TACの授業はどんな感じ?
- TACの受講料は?
TACの学科授業風景
学科試験の時の授業は1月から週1回(校舎によって開催曜日は異なる)のペ-スで始まり、試験日の数週間前まで続きます。
試験直前には直前対策講義があり、今までに勉強したことの総復習とその年の試験で出やすいと予想されている部分を授業で取り扱ってくれます。
学習の進め方は計画→環境→構造→法規→施工の順に科目ごとにすべて学んでから次の科目に進む方式をとっており、集中して学ぶことができる一方、最初に学んだ科目は試験日までに忘れてしまう可能性もあります。
TACの良いところ
講師が前でパワポの資料を映しながら行う形式で、基本教科書に沿って進められていました。
校舎の先生にもよるかもしれませんが、丁寧に指導してくれるので理解しやすい授業でした。
計画の覚えにくい実例などは写真などを使用して解説してくれたり、構造や環境の計算問題などは計算過程をわかりやすく解説してくれます。
法規の授業で使用する法令集も公開されている線引きだけでなく、授業の中でさらに分かりやすくするための線引きなども追加で教えてくれます。
また、TACのブログもやっている井澤先生の講義動画がネットで配信もされているので、授業でわかりにくかった部分の解説を見返したいときや、病気などで授業に行けなかったときのフォローアップも整っています。
おすすめは配信されている動画を1.5倍くらいにして視聴し、集中して勉強することで頭に入りやすくなります。
TACのイマイチなところ
学科試験においてイマイチだったと感じる部分は実はほとんどありません。
強いてあげるとすれば、総合資格や日建学院とは違い授業のスタートが年明けからなので、授業一回あたりに進む量が多く、苦手なところや難しいところは理解する前に次に進んでしまうような時がありました。
それでも講義の動画もあるので、後からわからなかった部分を見返すことも可能なのと、講義後に先生に質問する時間もあるので、わからないままになることは少ないと思います。
TACの製図授業風景
製図の授業は学科試験後すぐに始まり、週一回(校舎によって開催曜日は異なる)のペースで試験直前まで続きます。
毎回授業でやる課題と授業でやった課題の応用問題の計16課題分を解くことができます。
受検が2回目以降の方には2月~3月までと3月~6月までに開催される製図とプランニングの基礎を学ぶコースもあります。
TACの良いところ
課題ごとに本試験で出題される可能性のあるものを取り扱ってくれるので、課題数のわりに幅広く勉強することができます。
初受検の方向けにも製図の基礎から教えてくれるので学びやすいと思います。
コロナ前は受講生同士で交換添削もあり、他の受講生がどんな図面を書いているのか確認したり、受講生同士で情報交換する時間があったようですが、僕が通っていた時はコロナの影響で中止されていました。
毎回の課題で優秀だった受講生の図面が教室の後ろに張り出されているので、それを見ながら自分に足りない部分や、書き込みなどを参考にさせてもらっていました。
TACのイマイチなところ
学科試験後からだと本試験まで時間がないことが要因だと思いますが、エスキスの解説に対する時間が少ないように感じます。
初受検の時はエスキスについていけず、最後まで自分のエスキス方法が確立しないまま受検になってしまいました。
2回目の受験時に3月~6月に開催されている製図とプランニングの基礎を学ぶコースを受講して、エスキスを理解して要件を満たす図面を作成することができるようになりました。
初受検の方にはエスキス方法を講師の方に重点的に質問し教えてもらうのがいいかもしれません。
まとめ
今回は一級建築士の資格学校選びの参考になるようTACの授業風景をご紹介思案したが、いかがでしたでしょうか。
どの資格学校も受講料は安くなく、1年に1回の試験に失敗したくない気持ちも強いと思いますので、ぜひ資格学校選びの参考にしていただければと思います。
それではまた。