今回はミッドセンチュリーテイストについて解説していこうと思います。
ミッドセンチュリーデザインなどよく聞くけど、いまいちミッドセンチュリーっ何?というところから、おすすめのミッドセンチュリー家具の紹介までします。
こんな方におすすめ
- ミッドセンチュリーって何なの?
- インテリアテイストに迷ってる!
- 色々なテイストを知りたい
Contents
ミッドセンチュリーって何?
ミッドセンチュリーを直訳すると「1世紀の中間」で、20世紀(1901年〜2000年)の中間である1940年ごろから1960年ごろを指します。
この時代に活躍した人がデザインした家具や、流行したデザインに対してミッドセンチュリーと呼んでいます。
主にアメリカで人気が高く、戦時中の工業力の発展によって今までにない成形合板の加工技術やFRPという強化プラスチック素材の一種を使用した家具が多いです。
上記の素材や技術により、今までは技術的に作ることができなかったデザインも作れるようになり、工業化によって大量生産が可能になったことも人気の一つです。
ミッドセンチュリーの魅力は?
技術の発展により以前は作ることのできなかったデザインを、技術力を誇示するために積極的に取り入れているものが多く、自由でおしゃれなものが多いです。
ミッドセンチュリーデザインは曲線を多用しているものが多く、近未来的なデザインが魅力の一つです。
また、FRP素材の台頭により多くのカラーバリエーションを作ることができるようになったため、ミッドセンチュリーといえばビビットカラーというイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。
ミッドセンチュリーの代表的なデザイナー
ミッドセンチュリーといえばこの人!という人をご紹介します。
1.チャールズ・イームズ
イームズチェアをデザインした建築家です。
妻のレイ・イームズと共同でデザインしているものも多く、どちらも有名な家具や小物を世に送り出しています。
詳しくはこちらの記事もご覧ください。
2.ジョージネルソン
ハーマンミラー社のデザイナーとして活躍し、イームズ夫妻とハーマンミラー社を世界的に有名なメーカーにまで押し上げた立役者の一人です。
中でも照明や時計のデザインは私も好きで、いつか手に入れたいと思っているものの一つです。
3.イサムノグチ
日系アメリカ人のイサムノグチは日本にルーツを持っていることから、和紙や竹ひごを用いたデザインが日本人にも馴染みやすいのではないでしょうか。
もともと彫刻家ということもあり、イサムノグチのデザインは芸術的な美しさを持っているものが多いです。
ミッドセンチュリーテイストにするコツ
ミッドセンチュリーテイストにしてみたいけど、どうすればいいんだろう?
という方はぜひ以下を参考にしてみてください。
メインカラーを選ぶ
ミッドセンチュリーの特徴でもあるビビットなカラーからメインとなるカラーを選びましょう。
他のテイストに比べてミッドセンチュリーを主軸にするとカラフルでまとまりがなくなりがちなので、ここでしっかりとメインとなるカラーを決めておくことが重要です。
近未来感のある素材やデザインを選ぶ
曲線を多用した近未来的なデザインのものを選ぶと一気にミッドセンチュリーテイストに近づきます。
FRP素材や成形合板など異素材をミックスして置くと、より深みが出ておしゃれになると思います。
おすすめのミッドセンチュリー家具
最後にミッドセンチュリーテイストにおすすめの家具をご紹介したいと思います。
1.イームズサイドシェルチェア
ミッドセンチュリーを知らなかった人でも一度は見たことがあるのではないでしょうか。
チャールズ・イームズによりデザインされた世界一有名なイスの一つです。
FRPを使用したイスでシンプルなデザインのため、最初にミッドセンチュリーを取り入れるのにおすすめです。
2.ネルソンプラットフォームベンチ
ミッドセンチュリーは曲線を多用したデザインが多いと書きましたが、こちらは曲線を一切使用せず作られたベンチです。
木の天板とブラックの足が絶妙なバランスで成り立っており、ミッドセンチュリーの中にあって、日常に溶け込みやすいデザインになっています。
ベンチだけでなく、ローテーブルなどとしても活用できるのでこちらも初めて取り入れるにはおすすめです。
3.Yチェア/CH24
アメリカの家具ばかり紹介してきたので、3つ目は北欧ミッドセンチュリーのご紹介です。
ハンス・J・ウェグナーによってデザインされ、ウェグナーのデザインの中で最も生産数の多いイスになります。
詳細は別の記事で触れているので、こちらもどうぞ
まとめ
以上、ミッドセンチュリーって何?でした。
インテリアテイストを決める際にぜひ20世紀中盤のデザインを堪能できるミッドセンチュリーも候補にしてみてはいかがでしょうか。