2022年の学科試験も終わりましたね!
まずは学科試験を受験した皆様お疲れさまでした。
設計製図試験に進めた方はこれから10月まで延長戦頑張りましょう!
残念ですが、来年学科試験からになってしまった方は、また長い戦いになるので一休みしてゆっくり休んでください。
今回は製図試験に進むことができた初受験生の方のために、試験本番までの勉強スケジュールをご紹介していきたいと思います。
学科試験とは違い、短い間に準備をしていかなければならないので、スケジュール立てがより重要になってきます。
それではどうぞ!
2023年の試験課題についてはこちらからどうぞ!
こんな方におすすめ
- 今年製図試験を初受験だ
- 何から勉強すればいいかわからない
- いつまでに3時間で図面を描けるようにすればいい?
Contents
製図試験の本番までに勉強しなければいけない事
まずは製図試験本番に受験2回目以降の人たちと戦うために身につけておかなければいけないことを見て行きましょう。
身に着けておくべきことは大きくは以下の5つあります。
- 自分の使いやすい製図道具をそろえる
- 3時間以内に製図を描き上げられるようにする
- エスキス方法の確立
- ミスの少ない図面にするためのチェック方法
- 記述対策
それでは順番に見て行きましょう。
1|自分の使いやすい製図道具をそろえる
製図試験を受けることを決めたらできるだけ早く製図に必要な道具をそろえましょう。
最低限揃えるべきは平行定規、製図用シャーペン、三角定規、テンプレート、小さい部分を消すことができる消しゴム、マスキングテープ、電卓です。
その他にもあると便利なものはありますが、ここでは紹介しきれないので、おすすめの製図道具についてはこちらに詳しく解説しています!
ポイント
平行定規
製図用シャーペン
三角定規
テンプレート
小さい部分を消すことができる消しゴム
マスキングテープ
電卓
2|3時間以内に製図を描き上げられるようにする
製図試験の試験時間は6時間半ありますが、その中で図面を書くことができる時間はおおよそ3時間程度です。
そのため、初受験生がまず目標にするのは作図時間を3時間以内に収めるようにスピードを上げることです!
最初に作図をするときにはお手本を模写するだけとはいえ、3時間の倍以上時間がかかる方も多くいます。
ですが、練習することで3時間までスピードを上げることができるので、最初は耐えて何枚も繰り返し作図練習をしていく必要があります。
ポイント
作図が3時間で終わるようにする
作図スピードを速くするコツはこちらの記事もどうぞ!
3|エスキス方法の確立
問題にて指定された条件を満たせるようにエスキスをするのですが、ここで条件を見落としてしまったり、動線計画が悪かったりすると、不合格の一因になってしまいます。
問題文に書いてある情報量は多いので、それを整理していくための方法で自分のやり方にあったものを確立していく必要があります。
資格学校に通っている方は、先生からいろいろな方法を教えてもらえると思うので参考にするといいと思います。
シカマルのエスキス手順についてはこちらの記事もどうぞ!
4|ミスの少ない図面にするためのチェック方法
この試験は相対評価の試験で、問題文の条件を満たしており、ミスの少ない図面から順番に合格していきます。
そのため、エスキスと並んで重要なのがミスの少ない図面を描き上げるということです。
図面を書きあげたら毎回チェックする時間を設けるようにし、ミスや描かなければいけないのに抜けていた事項はメモを取っておくと良いと思います。
僕も2回目の受験の時はチェックリストを作成し、ミスをできるだけ減らすことに時間を費やしました。
僕が実際に使用していたチェックリストについてはこちらからどうぞ!
5|記述対策
忘れてはならないのが記述対策です。
記述で出題される項目は、過去問の傾向から出題頻度の高い物などを割り出しておくと良いと思います。
回答例を見ながら理解して自分の言葉で書けるようにしておくと、本番の時に自分の作成したプランと齟齬の無い記述を書くことができると思います。
記述対策についてはこちらもどうぞ!
本番までのスケジュールをご紹介!
シカマルの考える令和4年度の学科試験後から設計製図試験本番までの勉強スケジュールはこちらです!
勉強スケジュール
7/24~7/31:製図道具準備(1週間)
8/1~8/21 :作図スピード向上(2週間)
8/22~9/18:エスキス方法の確立(2週間)
9/19~10/8:図面の完成度の上昇、記述対策(2週間)
10/9 :設計製図試験当日
初受験生は試験までの期間が短いので、効率よくすべてを学んでいかなければならず、とても厳しい試験になっています。
最初の1週間は学科試験の疲れを癒しつつ、製図試験を戦うための道具を準備する期間としています。
8月に入ってからは3時間で作図ができるようにスピードの向上と、作図までたどり着くためのエスキスの練習をしていきます。
9月のシルバーウィーク頃には3時間での作図も慣れてきていると思われるので、図面密度の上昇とミスの少ない図面を描くための練習をはじめるようにしましょう。
エスキスの練習も引き続き行い、エスキスと作図を繰り返し行うことで、両方の強化を行えるといいと思います。
また、記述対策もシルバーウィークごろには開始しましょう。
人によって得意不得意があるので、あくまでも目安ではありますが、参考にしていただければと思います。
初受験生が時間をかけるべき部分
上記でご紹介したスケジュールですが、仕事などが忙しくて思うように勉強が進まずに日程が遅れてしまった場合は何を優先するべきかお答えしていこうと思います。
どれも合格するためには必要なスキルなので、優先順位は付けがたいのが本音ですが、強いて言うならば作図スピードを速める練習とエスキス手順の確立を優先して行いましょう。
試験時間内に図面を完成させなければ、どんなにいいプランでも採点すらされずランクⅣは免れません、、、
とにかく採点してもらうために図面を完成させる必要があります。
図面を完成させるために重要だと考えるのが、前述した作図スピードとエスキス手順の確立です。
採点してもらうには記述も完成させる必要があるので、記述対策も優先すべきと言えますが、記述対策は場所を選ばずに勉強しやすいので優先順位を低くしています。
ポイント
時間が無い場合は作図スピードの向上と、エスキス手順の確立を優先しよう
まとめ
今回は初受験生のための勉強スケジュールについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
これから10月まで2か月半の間、ひたすら何枚も図面を描きていくことはきついと思いますが、合格を目指して頑張ってください!
それではまた。